沼津市のゴム砥石の製造販売、高耐久研磨砥石、オーダーメイドゴム砥石、歯科・宝飾向け研磨砥石

ゴム砥石の種類

ゴム砥石の種類

ここでは、ゴム砥石の種類について「軸付」「平型(ホイール)」「手研ぎ用」の3種類から解説します。
使用する作業内容に合わせて最適なゴム砥石をお選びください。

ゴム砥石の基本的な構造や特徴については、 ゴム砥石とは? のページで紹介していますのであわせて参考にしてください。

軸付ゴム砥石

軸付砥石

ゴム砥石の中で最も幅広く用いられている形態が軸付ゴム砥石です。
リューターなどの手持ちの回転機器はもちろん、自動盤・マシニングセンタなどに取り付け、回転させながら対象を削ります。
軸が細いものは取り回しに優れ、細かい加工、精密な作業に向きます。
軸が太いものは、強い力でも安定して作業ができ、大型・強い機器で削る事ができます。
作業用途に適した軸径と、その軸径に対応する機器の選定が必要です。

軸付ゴム砥石の軸径について

主に5種類が用いられています。それぞれの軸径に対応した回転機器で使用します。

歯科医療向け 軸径φ1.6mm

主な用途:歯科医師・歯科技工士用

  • 虫歯治療の詰め物の削り、磨き
  • 咬合調整(入れ歯、差し歯の噛み合わせの調節)
  • 金型の狭い溝の研磨

軸が非常に細く、全長も2cm程度とかなり短いものがほとんどです。
虫歯治療など、狭い所で細かい作業を行う事を目的としており、回転機器も非常に小さく作られています。
また、微小加工に向いた取り回しの良さを生かし、工業用途で小さな部品や入り組んだ加工に用いられることもあります。

一般〜歯科技工向け 軸径φ2.35mm

主な用途:一般ホビー用・歯科技工用・宝飾用

一般に広く普及している軸径で、ホームセンターや100円ショップで販売されている製品の多くは2.35mm軸です。
メーカーやブランドによってはφ2.34mmと表記されている事もありますが、どちらも同じ物として使用できます。

先端ビット(砥石部)のラインナップも豊富にあり、切削、研削、研磨、仕上げまで、幅広い作業に対応出来ます。
プロ用としても、主に歯科技工や宝飾加工向けに、専用に開発された砥石が広く用いられています。

事業者向け 軸径φ3.0mm(φ3.2mm)

主な用途:一般工業用

業務用・工業用の軸付ゴム砥石として最大規模を誇るのがφ3mm軸です。
φ2.35㎜より軸が太く、強度に優れる為、工場・事業者向けとして広く使用されています。
先端ビットのラインナップも多く、特殊仕様も積極的に用いられています。

補足

良く似た寸法でφ3.2mm軸もありますが、特殊なメーカーの専用工具という位置づけであり、φ3.0mmと互換性はありません

事業者向け 軸径φ6.0mm

主な用途:一般工業用

業務用として更に強度を要する作業には、φ6.0mm軸が使用されます。
ハンドグラインダ―などの強力な機械の使用に耐える、優れた耐久性と加工能力があります。
大きく重い為、細かい作業には向きませんが、力強い作業を可能にします。

一般向け 6角軸

主な用途:電動ドリル、エアドリル、インパクトドライバーなど

6角軸を採用し、電動ドリルやインパクトドライバーで使用可能な製品です。
対辺6.35mmのAタイプ(差込み部長さ13mm)が基本ですが、これ以外の寸法もあります。

平型(ホイール)ゴム砥石

平型ゴム砥石

軸付きゴム砥石に次ぐ規模として、円盤状の平型砥石があります。
両頭グラインダ、研磨機(刃物研磨機・平面研磨機・ドリル研磨機・センターレス研磨機)など専用の機械に取り付けて加工します。

手研ぎ用ゴム砥石(角棒砥石、丸棒砥石)

手研ぎ砥石、角棒砥石

手作業で消しゴムの様に使用したり、専用の機器に取り付けて回転させて使用します。
手研ぎ用ゴム砥石については、当社製品「研ぎ職人シリーズ」のページでも紹介しています。

ゴム砥石の種類について、用途から3種類に分けて解説しました。
ご質問・ご相談はダイテックジャパンまでお気軽にお問合わせください。